寒い一日だった。１５度以上になると言うのでコートを着て行かなかったら、なんと気温は２度。あまり寒いので歩かず走った。１３時間以上バークリーに入り浸っていた。
朝から受付。授業を休んでT君のアンサンブルのクラスの手伝い。先生はマーチンウォルスと言って、とても良い先生。生徒達がよくなついていて、皆熱心だ。私の名前を一生懸命覚えようとしてくれた。ケン・ザンビロと大違いだ。
夕方S哉君が遊びに来てくれて色々話す。一緒にタイ料理を食べに行き、レインボーバンドのコンサートに行く。
トランペットのクリスチン・スコットが、すごくうまかった。黒人教会に一緒に行っているナイルがピアノを弾いていた。L君のシンコペーションも２曲歌っていた。客席に小曽根真とタイガー大越が来ていた。フィル・ウイルソンは「タイガーオカシ」と呼んでいた。アリサ・マイルズの歌がうまかった。
バークリーでギターを勉強していたB君が亡くなったそうだ。彼は音楽のことで悩んでいたらしい。彼の死はお正月の帰国中の出来事だった。友人達が追悼コンサートをしたらしい。悲しい出来事だ。
バークリーには今２４８人日本人がいるらしい。。夢と希望を抱いてバークリーに来て、一年に３００万円の授業料を払い、良い成績で卒業しても帰国後はほとんど音楽の仕事をしないらしい。これは問題だ。日本の普通の大学だったら、就職部があって、景気の善し悪しにもよるけど一生懸命お世話しているはずだ。
バークリーに来ている日本人の学生は、皆まじめでとてもがんばり屋だ。だから雇ってもらえばすごく良い業績を上げると思う。だれか就職の窓口になってくれないものだろうか。そうすれば将来に絶望する事なくなると思う。
帰りの電車の中で車掌が「今レッドソックス何点だ？ケンモアから載って来たお客さん教えてくれ！」とアナウンス。お客達は口々には5-2だ、と言ったり、違うよ6-2だ！と言ったりやかましかった。それにしても気温２度で野球場によく行くと思う。
帰宅後「モナリザスマイル」見た。きれいな映画だった。なんと２回ハープのコンサートしたことのある
ウエルズリーチャペルが写っていた。
