ジェシカによると、うちの玄関に置いてあった、ジョンが彫刻を施したカボチャ提灯は大評判で、夕べは近所の子どもが大勢「Trick or Treat」と押し掛けてきて、山ほど買ってあったお菓子はほとんど無くなったそうだ。そして最後に高校生の悪い子ども達によって午前1時半に破壊されてしまった。悲しくなって「アメリカ人のしそうなことやわ」と悪態をつく。ジョンから「I'm sorry about your pumpkins」と、まるでお悔やみのようなメールが来る。そして職場から電話があり、「ハローウィーンのカボチャの最後はたいていああなるんだよ」となぐさめてくれる。まあ、料理にする気はもうなかったけど。
トムスタインが紹介してくれたアレックスと言う学生と話す。彼はジングルを一生懸命売っているのだ。
マーケテイングのしかたについてアドバイスをする。ものすごく興味を持って、一生懸命聞いてくれた。
またコービンとも話す。彼のスタジオにあさって行く事に。彼はアイスクリームのコマーシャルを作っているのだ。せっかくバークリーを出たのだから、また作曲の仕事がしたい。
昨日オーディションに行ったメソジスト教会から電話。私が最終選考に残ったそうだ。お仕事をさせてもらえたらうれしいのだが。
ケンモアの教室へ。タイ人のNという歌手の子と知り合う。日本語がぺらぺらだ。相当流暢だ。彼はハーバードのビジネススクールを出て、インターンシップをして「自分に向かない」から夢を追い求めてバークリーに入学したと言う変わり種だ。ハーバードで日本語のクラスをとったらしく、私が普通に話す事は９８％理解できる。自作自演した曲を聴かせてくれた。なかなか曲作りの才能がある。ただ、歌は.......難しいかも。かなり努力がいるかもしれない。音楽の話をして大変盛り上がる。頭が良くて、夢がいっぱいあって、素晴らしい。
