朝からロングウッドのダナ・ファーバー癌研究所へ。例によってあちこちの病院に車いすで移動。ハンドバッグを忘れたとRさんが言うので、家へ取りに帰る。戻ると駐車場はいっぱいで地下５階に行かないと空いていなかった。検査室に行くと、「取りに帰らなくても良かったのよ。診察券は再発行してくれたし」と彼女。どっと疲れる。どういうわけだか今日は込んでいたので、かなり順番を待たされたが、言いに行ったら、すぐ用意してくれた。アメリカは文句言わんといかん国だ。
チェスナットヒルモールへ彼女を送り届け、家に帰ってピアノを弾いたり、本を読んだり、掃除や片付けをする。暑かったので散歩に行くのやめる。
夕方、Rさんはいっぱい買い物をして来た。３００ドルもの化粧品と、服、そしてapplebookという新しいノートパソコン、ipod、プリンターだ。彼女はとてもいいウインドウズのノートパソコンとレーザープリンターを持っているのに、もったいないと思う。プリンターの箱を彼女の部屋に持って行こうとしたら、ここにおいておいて、と言ったのでその通りにした。すると彼女はそれに蹴つまずいてこけ、顔を真っ正面から床に打ち付けた。上の歯から血が出ていて、外出していたMを呼ぶ。救急車は呼ぶ程でないだろうと判断。寝かせて氷で冷やす。彼女はかなりハイになって買い物をしまくっているが、飲んでいる薬のせいではないか、と思ってしまう。確か一度看護婦が抗鬱剤の処方箋を書いたのを憶えている。彼女は絶対にdepressionじゃないんだから、そんな薬を飲ませたら大変な事になるに決まっている。
暑くてMも妹も疲れ、寝てしまう。でもRさんは夜になってもハイで、流動食の管を針できれいに掃除するんだといってがんばっていた。そして新しいパソコンの設定をする。
寝るとき私の部屋に少なくとも５０匹の蚊がいる事を発見。この時期だし雄のようだから噛まないだろうと思ったが、ぶんぶんうるさい。侵入の原因を探ると、網戸が壊れている事がわかった。殺虫剤もないし、仕方なくウインデックス（掃除用スプレー）をかけたら、皆ぱたぱた落ちて死んでいった。どんな成分が入っているのか考えただけで恐ろしくなる。
