３時間表で遊ぶ。近所の人々とずいぶん知り合いになった。遊びながら足し算と引き算を5歳の子に教える。賢い子なのですぐ２桁まで答えられるようになった。
帰り車の調子がおかしく、ハンドルが固い上小鳥の鳴き声がエンジンから聞こえる。ウエストニュートンのトレーダージョーズから出て来た時、ついに動かなくなってしまった。AAA（全米自動車連盟）に電話。修理のトラックがすぐ来てくれ、バッテリーをつないでくれる。その間ジョンから電話。
「Do you want to speak with him? (彼と話したいの？)」
とジョンに尋ねていると、その修理工が
「Her（彼女）」
といったので「アイムソーリ！」と謝り、
「Do you want to speak with this lady?(このレディと話がしたいの？）」と言い直す。ちょっととってつけたようだったかな。それにしてもその修理工はかわいいお兄ちゃんに見えた。女性とは決して思えなかった。
私の車はその人のおかげで一瞬息を吹き返した。近くに自動車整備工場はないか？と尋ねると「ついていらっしゃい」といって近くのガソリンスタンドを案内してくれた。
アルメニア人のジャックという経営者がやっている店で、自動車整備もやっている。ジャックは問題点を発見。携帯からジョンに説明してくれた。幸い、ヘイジューが迎えに来てくれる事になった。待っている間ジャックと話す。「君は中国語話せるの？」「いいえ、日本人だから。アルメニアには美人が多いんでしょう」「いや、まあね。でも日本にだって美人はいるんじゃない」
ヘイジューは自分のディナーの約束を置いて、迎えに来てくれただけでなく、荷物も、疲れているだろうから、と運んでくれた。親切なルームメートがいて、本当にありがたい。
