空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ザンクト・ガレンへ

ハンスさんが車でザンクト・ガレンへ連れて行って下さった。
途中、奥さんのルツさんが生まれ育った街や、標高2000mのサントゥス山にも寄る。あいにく雪で頂上は曇っていたが、通りがかったアッペンツェルの村で牛マーケット祭りをしていた。赤い民族衣装を着た男性がヨーデルを歌っていた。牛は200頭か。こんな沢山の牛を一時に見たのは初めてだ。

ハンスさんの98歳になるお母さん、フラウ・ベンツさんを見舞う。
ザンクト・ガレンの修道院図書館の案内は誰も英語が話せないのに、98歳の彼女は話せる。昔は内科医だったそうだ。私に向かって「日本と中国の問題、大変ね。」とまでおっしゃった。世界情勢と政治の動きに敏感なのだそうだ。スイスの老人ホームはとてもきれいな1LDKのアパートで、格調高い家具が置かれ絵が飾られている。窓から市電や人々が歩く様子が見れる。
ハンスさんの生まれた家も見せてもらった。スタバの3階である。
チューリッヒに戻ってそれを言うと、お嬢さんが
「私はまだ見せてもらった事ない。」
と言った。ホームステイの外国人に娘に対する以上のサービスをして下さるのである。