空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

柳美里著「ピョンヤンの夏休みーー私が見た『北朝鮮』」を読む。

風邪3日目。リツイートしてくれた柳美里さんの本が注文したAmazonから届いたので、読む。

彼女は3回北朝鮮に旅行している。もちろんツアーとかではないが、自由行動は許されず、付き添いがいつも同行してあちこちを巡っている。
3回目は2010年夏休みに、子供や同居している彼氏を連れての家族旅行である。

読んで驚いたのは、彼女の目を通して経験した北朝鮮の人々は、親切で笑顔で幸せそうなことだ。
会った人々がよく見せようと演技しているようには思えない。

北側から板門店も見学しているが、韓国側からの方が物々しいという。

戦争中米兵に肘から先を切断されたという七歳の女の子の話が印象的だった。
幸せな結婚をして子供が4人いると知って安心。

北朝鮮というと、恐ろしく揃った兵隊のパレード、人文字、独裁者のイメージがつきまとうが、勤勉で人情あふれる人々なのだな、という印象を持った。

柳美里ファン、旅行好き、北朝鮮に興味のある人はぜひ読むべき!

ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」

ピョンヤンの夏休み――わたしが見た「北朝鮮」