空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

みやまの里ふじまつり

車検が思いのほかスムーズにいったので、今朝になって思い立ってひとりで和歌山県日高郡日高川町初湯川にある美山の里の藤棚を見に行く。

イベントは連休で終わっていたが、 藤の花はまだ見頃で1.6キロの藤棚の下を歩くことができる。

入り口に杖の貸出をしていたので、お年寄り向けだな、と思っていたが、なんのなんの私向けだった事が後で分かった。
ルートは急勾配で、なだらかな道は3割ぐらい。後は坂を登ったり降りたり延々と続くのである。

心臓破りの階段。

延々と丘の向こうまで続く藤棚。

頂上に展望台があった。そのころには私はヘトヘトになっていたが頑張って上まで登る。

村の家々とダム湖が見えた。



美山温泉でランチ。注文したおそばが出てくるのを待っているとウエイトレスさんが来て、
「相席でもよろしいですか? 」
と言ったので「もちろんです」
と言ったら、斜め前の席に着物と袈裟を着た僧侶が座った。笠智衆さんそっくりである。 70歳位か。
僧侶は猪入りカレーライスを注文。「臭みはとっておりますかな? 」とウエートレスさんに尋ねている。

臭かったらメニューにしないだろう。

これからお寺の組合の会合に行くとか、ここの温泉はとても良いとか言っておられた。

鮎の甘煮の山菜そばは絶品だった。


温泉は500円だった。でも受付の人がちゃんと案内してくれる。小さい温泉だったがお湯は炭酸泉で柔らかくて気泡がシュワシュワしていた。

日高川町のこの村ではサワガニが高熱のときの解熱剤として用いられていたそうだ。すばらしい民間療法だ。

有田インターから45分もかかる奥まったこの町には吊り橋があった。

町を挙げて歓迎してくれる植木の文字もあった。


道は川沿いにあるのだが、時々 「おとり」と書いた看板があり、何のことだろうと思っていたら、鮎釣りのための物のようだった。


江戸時代からそのまま残っているような伝統的な日本家屋があった。大切に今も使われているようだ。