空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

叔母を訪ねる

認知症グループホームに入居している叔母(90)を訪ねるため、 JR津久野駅へ。
昭和時代を彷仏とさせるような駅前。

待ち合わせの時間になっても、母とその姉たちが一向に来ない。彼女たちを待つ間、迎えに来た従兄と話をする。
認知症のおばの自宅介護がどれほど大変だったかと言う。3年間も続いたそうだ。
腰が曲がり体も弱り毎日辛い辛いを連発、デイサービスだけでは対処できなくなったので、グループホームに入居。
約2年たった今叔母はすっかり元気になり、背中もまっすぐになり、楽しそうに暮らしているそうだ。

15分ほど遅れてやっと3人の高齢女性がやってきた。なんと天王寺から快速ではなく普通電車で来たそうだ。

私の車で浜寺にあるグループホームへ。
10年ぶりに会う叔母は髪がすっかり白くなっていたが頬がふくよかで元気そう。久しぶりに自分の妹たちを見て涙を流していた。

叔母は「これは私の息子です」と長男を紹介。
「赤ちゃんの時から知ってるよ」と妹たち。

叔母は終始笑いころげ幸せそうで冗談を連発していた。
上の妹が小学校の友達の話をしたらよく覚えていたので驚いた。
帰り際妹の手を握り締め、 「兄弟やからこうやって手を握れるのよね。家族っていいね。 」と言った。
人はたとえ90歳で認知症になっても、パーソナリティーやユーモアのセンスなどは消えないのだなぁとつくづく思った。と同時にやはり小学校の記憶は鮮明にあるのだな、と思った。
童謡のボランティア、これからも続けよう。