空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

19番目の妻

19番目の妻と言う映画を見た。モルモン原理主義の社会で起こった殺人事件とサスペンスだ。この一夫多妻制をとっているアメリカ人達について学べる映画だ。一夫多妻を数十年前に止めたモルモン教徒だが、少数の熱心なモルモンの人たちは別のグループを作って今だ続けている。パステルカラーの綺麗なくるぶしまであるドレスを着て長い髪の毛をきれいに結っている。高い塀に囲まれた外界と遮断された社会の中で、14歳ぐらいになったらおじさんのような決められた相手と結婚させられる。夫が教理に反したりふさわしくないと預言者と決めたら、すべての妻は丸ごと別の夫と結婚させられる。したがって男の人は羊のようにおとなしい人が多いと言う。
年配の女性は言う。「はじめの頃は新しい妻を夫が迎える度に辛かった。でも嫉妬や不満は罪だということを知った。」妻たちはシスターズと呼んで協力し合いながら自分たちの子供を育てている。学校には行っていなくてホームスクーリングだ。
数年前警察が入って、未成年の妻をめとった人は逮捕されたが、先日洪水があったときのニュースで、あのパステルカラーのドレスを着ている女の子達が被災しているのを見た。

今でもまだ続いているんだな。いくら言論の自由があっても、これは異様過ぎる。そして、羊のような従順さをクリスチャンの美徳と考えるのは危険だな。

19番目の妻 (字幕版)

19番目の妻 (字幕版)