伯父の突然の死

土曜の朝まで普通に暮らしていた伯父は、午後急変して救急車で搬送され、日曜の夜子供や孫に見守られ、月曜午前3時に安らかに息を引き取った。密葬だったので親族だけ参列した。もうすぐ89歳の誕生日だったので盛大にお祝いする予定だったそうだ。本人はまさか死ぬとは思ってなかったけど救急車で運ばれる時、自分は悪いこともしたけど精一杯生きた、みたいなことを話していたので、覚悟はできていたのだろうと思う。

亡くなった伯父(1927-2016)

6人兄妹の長男として大阪市の商家で生まれた。戦争に行く直前に終戦になったので命拾いした。子供は4人。教会で洗礼を受けたことがある。

昔から沖縄が大好きで、何度も訪問。食へのこだわりが強く繊細で風流、一流好み、子供たちが言うにはお殿様みたいだった。

晩年は6年前に妻に先立たれ、思い出話ばかりするので気の毒だった。「順番が逆や」と私に言った。

晩年子供たちは近くに住み、6人の孫やひ孫に囲まれ、大切に世話された。