1880年から1881年にかけて、ローラ・インガルス13歳の時、アメリカの歴史上最も厳しい冬の体験を体験する。
10月からよく年4月まで7ヶ月間厳しい吹雪が続き、汽車が来ないため町の食べ物も燃料も底をつき、ローラの家族は飢え始める。
左から、キャリー、メアリー、ローラ。
「大草原の小さな家」のローラ・インガルスの本は繰り返し読んだ。開拓民の家族として子供の頃8回も引っ越しし、1880年にやっとたどり着いた新しい街が、サウスダコタ州デ・スメット。ホームステッド法で5年働けば土地がもらえるので、父さんのチャールズインガルスは登録した町から2キロ離れた農地で働きながら、駅前にも店を建てた。メインストリートとセカンドストリートの角である。
ローラが「長い冬」を過ごした頃のデスメット。それにしてもメインストリートに羊が歩いている。
物語に出てくるお向かいのフラーさんの金物店。
町が出来た1880年汽車が猛吹雪で動かなくなった。インディアンの予言が当たり、7ヶ月それが続く。
街に小麦粉が底尽き、人々が飢え始めた時、アルマンゾ・ワイルダーとキャップ・ガーランドが命がけで30キロ離れた農家に小麦粉を買いに行く。
アルマンゾ・ワイルダー
キャップ・ガーランド
小麦はコーヒーミルで引いた。石炭もなくなったので藁で暖をとる。
ローラは後にアルマンゾと結婚した。だから彼は英雄に描かれている。キャップ・ガーランドは気の毒にも農機具の事故で早くに亡くなる。
ミズーリー州に移住したローラ以外、父さん、母さん、メアリー、キャリー、そしてグレイスも、この町近辺で生涯を過ごし、同じデ・スメット墓地に眠っている。
- 作者: ローラ・インガルス・ワイルダー,ガース・ウィリアムズ,谷口由美子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本
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