20世紀初頭まで、西洋の女は髪を切らなかった。
下の写真は一夫多妻の家族写真かも。米国のある州ではまだ違法でなかった。
切らないものだから、解くと髪の長さは体より長くなった。ローラ・インガルズの髪のおさげも足まであったと娘が書いている。
豊かな髪は、流行の凝ったゆい方でオシャレを競った。
古い時代から、
19世紀ヴィクトリア時代
1900-1910エドワード時代
雑誌には結い方が載せられていた。
1910年代のギブソン・ガールの結い方だ。
ここで革命が起こった。婦人参政権である。
1920スカート丈が短くなるのと断髪はほぼ同時に流行りだした。
1930もうこの頃になると、長い髪は超時代遅れだったみたいだ。
ベティ・デイヴィスのヘアは「マーセル・ウエーヴ」と言ってボブと並んで大流行。
頭皮の火傷が絶えなかったそうだ。
丸いカールはフィンガー・カール。
女の参政権と社会進出が、長髪やコルセットや長いドレスから解放してくれたのだ。
昭和の初めの日本のモガ。
我が国の婦人参政権は20年遅れる。