2004年にニューヨーク・マンハッタンへ車で行った。イエローキャブがビュンビュン走るストリートに黒づくめで黒い帽子、ヒゲを伸ばしたユダヤ人たちが飛び出して来て、本当に驚いた。
彼らはユダヤ人の中でも超正統派と呼ばれる極右派のコミュニティで、生まれると3歳から男女別学。公立学校には行かず、自分たちの学校へ行かせ、タルムードを丸暗記させ、女の子は10代でお見合いし、女は結婚すると髪を剃ってカツラ、その上スカーフを巻いて外出。子供は平均で8人産む。
厳しい掟とドレスコードがあり、安息日には冷蔵庫も開けてはいけない、運転してはいけないなどいくつもルールがあるそうだ。
イスラムもヒジャブなどドレスコードがあるが、髪を剃ってカツラとなると、もっと厳しい。
食べ物もコーシャ(ユダヤ教のOKが出たもの)のみ。
あれ食べたらあかん、これ食べたらあかん、と厳しい掟。
イスラエルに70万人、ニューヨークに57万人、ロンドンに3万人いて、コミュニティの中でイディッシュ語で話す。
男女の役割もあり、ほとんど妻が働いて、夫は宗教の勉強やお祈り。
ゲイ、避妊、中絶はご法度。
何をするにもラビの許可がいる。
もし戒律の柔らかい、普通のユダヤ人に離脱したら、一生親や家族とは断絶する掟だそうだ。
ニューヨークでの集会。見た所男だけだ。
がんじがらめの掟、子供に縛り付けられるお母さん奥さんって女として幸せだろうか。
イスラエルの女性監督の映画「フィル・ザ・ヴォイド」を見たことがある。
これを見ると戒律の厳しさがよくわかる。
私の知ってるユダヤ人は、キッパ(小さな帽子)すらしていない。お金の話が大好きで、成績優秀、楽器させても一番、教育熱心、シナゴーグは行事の時だけ。そして誰かに親切にしてもらったらいつまでも憶えている立派な人々。