超正統派と呼ばれるユダヤ人のコミュニティーから脱出した作者の自伝。
ニューヨークはマンハッタンのすぐ近くに住んでいながら、英語を話さずイディッシュ語で話す超正統派の人々。
作者は規律の厳しさに疑問を感じる。
17歳で見合い結婚させられ、結婚式の翌日、丸坊主にされた。
結婚している女性はカツラをつけなければいけない。
それだけではない、長いスカートや分厚い靴下、避妊が禁止なので平均8人の子供を産む。
家にはテレビもないし、安息日には電話もかけられない。
祖父母はホロコーストの生き残りである。祖父は兵隊に行っていて、祖母はアウシュヴィッツでない収容所にいたため助かったが、家族は全員殺された。
シオニズムに反対する祖父は言う。「ホロコーストへの同情を利用するのは、失われたすべての命を侮辱する行為だ。」
彼女は息子を連れて、家を出た。離婚と親権を勝ち取り、ドイツに移住。彼女の作品はNetflixのドラマに起用された。
すごく面白かった!
- 作者:デボラ・フェルドマン
- 発売日: 2021/03/05
- メディア: Kindle版