空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

魔女だったローラ・インガルスの先祖

こんなツイートを発見した。

本当だろうか、インガルス家の先祖を辿ったら、9代前*1イングランドからマサチューセッツセーラムに移民した、エドマンド・インガルス(1598 – 1648)が、確かに存在して、リンの創始者としてwikiも掲載されてある。(英語)

Edmund Ingalls - Wikipedia

リンは逃亡奴隷で奴隷解放運動家のフレデリック・ダグラスが潜伏していた街。ドラマgleeのキャスト、アレックス・ニューウェルの出身地。現在は黒人の人口が多い。*2

彼が先住民族ポータケット族から土地を分けてもらって定住したのが、金魚池のほとり。

https://goo.gl/maps/gFkHqhMr7Ps

彼は地元の名士で安息日に垣根の柵の横棒を両手で持ったとのが3人に目撃され、書類送検され罰金刑を科された以外、スキャンダルもなかった。*3

だが彼の孫、マーサ・インガルス・アレン・キャリア(1650-1692)は魔女の嫌疑で死刑になるのである。

エドマンドはイギリスから妻と5人の子供を連れて来た。3番目のフェイスには6人子供がいて、3番目が、そのマーサである。

マーサは結婚したが当時としてはスキャンダラスなデキ婚で、夫は移民したばかりの無給労働者。貧しかった。

不運にも父や兄二人や夫や子供4人が天然痘にかかって看病したものの、夫と二人の子供しか助からず、遺された土地を相続してしまった。

1692年「緋文学」で知られるセーラム魔女裁判の真っ只中、魔女の嫌疑にかけられ投獄された。

最初は不確かなでっち上げで、マーサは無罪を主張した。

確かな証拠となったのが、子供2人の証言である。だが拷問を受けているのを見たという手紙が知事に送られている。

マーサを含む20人が魔女裁判で絞首刑された。セーラムにはその場所に記念碑がある。*4

観光名所で、以前に何度か人を連れて行った事がある。

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可哀想なのは、親を魔女だと無理矢理自供させられたマーサの子供達だ。

自分のせいで無実の母が死刑になった事を一生背負って行った事だろうと思う。

でも上の子は77歳、下の子は88歳まで生きた。

 

*1:チャールズ(1836-1992)、ランスフォード(1812-1896)、サムエル(1771–1841)、ジョナサン(1750–1834)、ティモシー(1720–1757)、サムエル・ジュニア(1683–1747)、サージェント・サムエル(1654–1733)、ヘンリー(1627–1718)、エドムンド(1598–1648)

*2:仕事で何度も行った事がある。彼の住んでいたソーガスは、なんと以前の勤務地だった。ビックリした。

*3:

マサチューセッツ清教徒が移民した歴史があるので、妙に安息日にこだわる歴史があり、2003年まで日曜日にアルコールの販売が禁止されていた。トレーダー・ジョーズのワイン売り場に網がかけられていたのを憶えている。

*4:遺体は渓谷に遺棄された。