空の鳥

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グレゴリー・ペックという人生

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グレゴリーペック(1916-2003)といえばローマの休日

でオードリーヘップバーンと共演した事で有名だが、代表作は「アラバマ物語」らしい。

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差別の激しい南部で、無罪の黒人を弁護する主人公アティカスの、法廷シーンは見もの。

この役でアカデミー主演男優賞を受賞。

これはハーパー・リーという女流作家の実話に基づいた話で、小説はピューリッツァー賞を受賞した。

グレゴリーペック演じる弁護士は、弁護士だった作家の父がモデル。

グレゴリーはハーパーの父の死後、作中に出てきた懐中時計を譲り受ける。

グレゴリーペックは孫にハーパーと名づけた。

 

晩年の彼を息子が撮ったドキュメンタリー映画グレゴリー・ペックと言う人生」も見た。

子供の頃の話、映画撮影のエピソードなどを語る。ハンサムで優しくてユーモアのある上品なお爺さんだった。

始めの結婚で3人子供を授かるが、うまくいかなくて離婚。でも別れた奥さんとも生涯友達だった。

2番目のフランス人の奥さんとの間には、子供が二人。仲良い家族で、子供は前の結婚の子供もみんな大事にしていた。

ところが、うつ病だった長男が銃による自殺をするという悲劇が起こる。数ヶ月うつ状態になるも、立ち直り、銃規制を訴える講演を行うようになった。

映画スターとしての業績もすごいが、それだけでなく、オードリーヘップバーンの才能を見抜いて、タイトルを自分と同じ高さにするよう撮影中に映画会社に電話し、彼女を大スターにする手伝いをした。

アラバマ物語の子役の女の子は、生涯家族ぐるみで付き合った。その子の兄は有名な監督になった。

心やさしい人物だったようだ。

 

彼は映画アカデミーの社長を務め、映画やテレビ基金、アメリカ癌協会、芸術やその他の原因のための国家基金で活躍した。

 

スキャンダルは殆ど無く、家族とファンから愛され、尊敬され、87歳で眠るように亡くなった。

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このドキュメンタリー映画Netflixで観た。

Netflix

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