名作なのに1度も見たことがなかった映画。
ネタバレ
コネチカットの名門寄宿高校に通う高校生チャールズ。オレゴン州出身で家は貧しく、奨学金給付生。
金持ちの息子のいたずらを目撃し、校長に名前を言うとハーバードヘ推薦、言わないと退学という究極の選択を強いられる。
悩んでいる時、たまたま行ったバイト先の視覚障害者の退役軍人フランクに、無理矢理ニューヨークに連れて行かれる。
軍隊式命令口調で、郊外のフランクの兄一家の感謝祭に招かれるが、トラブルを起こす。
目が見えないのに、女性とタンゴを踊ったり、ポルシェの試乗をしたり、やりたい放題。
しまいにはホテルの部屋でピストルで無理心中を迫られる。
だが説得して一命を取り留め、コネチカットに戻る。
名門高校では全生徒の前で校長による尋問が行われていた。
チャールズは自白せずあわや退学を言い渡されそうになり窮地に立たされたチャールズに、助っ人が現れる。
それは気難しいフランク、校長を凄まじい勢いで叱り飛ばす。
尋問会が再び開かれ、チャールズは無罪放免となる。
感想
2時間半と長い映画だが、それを感じさせないグイグイ引き込まれる。
喜劇なのか学園ものかロードームービーなのかよくわからない。
ピッタリな副題は「気難しい元軍人と高校生の珍道中」か。
名優アルパチーノの独り舞台と言えよう。
アカデミー主演男優賞を受賞。
コネチカットからニューヨークまでどうやってファーストクラスのある飛行機で行ったのか疑問。(車で2〜3時間で行ける)
フランクがチャールズに、
「そんな事だと一生オレゴンのコンビニでHave a good day と言って暮らすんだぞ!良いのか?」
と叱咤するシーンがあるけど、この映画を観たオレゴン州のコンビニ経営者は、怒って来なかったろうか。