チムチムチェリー、チキチキバンバン、小さな世界など、有名な曲を作ったシャーマン兄弟のドキュメンタリー。
兄弟の父は、1909年に移民したアシュケナージ、ユダヤ人で作曲家のアル・シャーマン。同時代のユダヤ人移民1世の、アーロン・コープランドやジョージ・ガーシュインと並んで、アメリカの音楽の基盤を作ったとジョン・ウイリアムズが解説。
両親の愛情いっぱいに育てられたが、兄リチャードは志願して17歳で軍役につき第二大戦でドイツへ送られ、ダッハウ強制収容所に始めて入ったアメリカ人となる。さらに機関銃で膝を撃たれ、帰還。生涯心に傷を負い歩くのに杖が必要だった。
「お金になる作曲をしなさい。」と父に言われ、性格の違う音楽の才能のある弟ロバートと協力して作曲を始める。歌は親しみやすくて覚えやすいので次々ヒット、ウォルトディズニーに気に入られてメリーポピンズでは苦労の末「チムチムチェリー」を生み出し、アカデミー賞も受賞、いくつも映画の歌を作曲したが、二人は成功と同時に次第に仲違いして疎遠になる。
親が死んだ時も葬式をそれぞれの家で別にした。家族近くに住んでいるにもかかわらず、いとこ同士も40年も口をきかなかった。
「奥さんどうしが仲良すぎるのが良くな」かったようだと解説。
インタビューでは兄との仲違いを泣きながら話す弟の様子を映され、兄弟本当は愛し合っていたんだなと思った。
兄弟喧嘩で数十年の確執というのは、他人事ではない。悲しい話だ。
図書館
数ヶ月ぶりの図書館。
メリーポピンズの作者の伝記を買おうかと思ったら、古本でも高かったから、図書館のWEBで調べたら、在庫があったのだ。
帰りに、これも数ヶ月ぶりの関西スーパー。