ケネディ大統領の弟、ロバートケネディの最後の数年間を描いたドキュメンタリー。
キューバ危機を回避し、貧しい人や黒人差別、公民権活動に指導力のあったJFK。大統領の横で司法長官としていつも支えていたのは、弟のロバートケネディだった。
ダラスで起こった暗殺事件の後、兄の意思を継ぎ、上院議員として貧しい人々に平等とより良い生活を求めて頑張ってきたロバート。
大統領候補指名選に臨むことになったが、カリフォルニアでのキャンペーン中に撃たれて殺されてしまう。
折しもキング牧師が殺されてたった2ヶ月しか経っていなかった時だった。
この頃のアメリカは退廃し、学生運動や暴動が何度も起こって、今のアメリカのようだった。
あれから50年、全然アメリカは変わっていないなぁと思う。
夫を亡くしたエセル夫人は、11人の子供を一人で育て、夫の意思を継いで人権運動に携わり、ロバート·F·ケネディセンターを設立、今もお歳だが生きている。大富豪と再婚したジャッキーとは、違う道を歩んだ。
余談だが、ロバートケネディは私が下宿していたブルックラインの五軒隣の向かいで生まれた。
それと、弟のテディ・ケネディがまだ在命中、バークリーの個人レッスンの先生が、誕生日にピアノを弾くために招かれ、飛行機でナンタケット島に行ったと話してくれた事がある。