Netflixのドキュメンタリーフィルム、メイキング・オブ・モータウンを視聴する。
モータウンというのは、1960年に創立したアメリカデトロイトの黒人アーティストのレコード・レーベルの名前である。
ジャンルはソウルミュージック、R&B、黒人ポップミュージックである。
創設者のベリー・ゴーディ・ジュニアは今も健在で、このドキュメンタリーに出演して、数々のエピソードを披露していた。
モータウンと契約したミュージシャンはテンプテーションはじめマーヴィン・ゲイ、プリンス、ダイアナロス、マイケル・ジャクソン、スティービー・ワンダーなど才能ある人々で、このレーベルが彼らの才能を引きだし、大ヒットを飛ばした。
モータウンと言うブランドを確立するために、創始者ゴーディは曲作りに厳しいルールをもうけ、必ずしも自由に何でも作詞作曲できなかった。
また才能がある人を見つけても厳しい訓練や教育を施し、より洗練されて売れるアーチストに育てた。
またミュージシャン同士を競わせた。60年代のトップ100の中69曲がモータウンの曲である。
1960年代にモータウンのミュージシャン達が全米ツアーに出かけた時は、3ヶ月間おんぼろバスに詰め込まれ、黒人なので南部では、泊めてくれるホテルもないので2日をのぞいて車中泊、ハイウェイのトイレが使えず、過酷な旅となった。
1970年代モータウンはデトロイトからロサンゼルスに引っ越しし、時代の流れとともにレコードレーベルだけではなく、映画やテレビなど新しいジャンルにチャレンジしていく。
昔懐かしい音楽がいっぱい聞けてエピソードも面白く、アフリカ系アメリカ人の音楽の歴史の良い勉強になった。
余談ですが大学の時「グルーブ・ライティング」の授業で、モータウンのレポートを書いた事がある。
なのでモータウンのヒット曲は、どの曲も大好きだ。