拉致被害者の曽我ひとみさんの夫でアメリカの脱走兵ジェンキンスさんの自伝。
1940年貧しい家に生まれたジェンキンズさんは、15歳で州兵になり、やがて陸軍に入隊。キャリアを積んで韓国と北朝鮮の国境の警備を任される。
だがベトナムに送られると言う噂を聞いて、パニックに陥り、ある日脱走して北朝鮮へ逃げてしまう。
ソ連の大使館に逃げ込んで助けを求めたが、1時間で追い出されてしまう。そして彼は40年間北朝鮮に留め置かれ、アメリカの家族にも連絡することができなくなった。
幸いなことに、拉致被害者の曽我ひとみさんと結婚し、幸せな家庭を築くことができた。そして小泉首相の働きにより、彼は家族とともに日本に帰ることができた。
また親族に会いにアメリカに帰ることも出来た。
読めば読むほど波瀾万丈の人生。裏切り者と言う人、大変だったねと言う人、半半だそうだ。
でもこの本を読んだら、北朝鮮がいかにクレイジーなのかがよくわかる。