フィンランドから来た家族は、帰って行った。
本来ならば、奈良や京都に連れて行ってあげたかったが、自分ができる範囲でしかおもてなしができないので、行動範囲は車で30分以内だった。
朝ご飯は、コーヒーと自家製ヨーグルトと自家製パンとスムージー、後は、チーズとハム(お母さんだけ)卵を用意しておいたので、あまりカルチャーショックもなく食べてくれたと思う。
彼らはずっとしゃべり続けていた。お父さんもすごいしゃべるがお母さんはもっとしゃべる。子供は行儀が良く、おとなしく聞いているが彼女もしゃべり出したら止まらない。
今朝の話題はフィンランドの氷河期の歴史についてだった。日本の氷河期はどうだったの？と聞かれてぎくっとした私は大陸と繋がっていたと答えたが、自信がなかったので、話題をユーラシア大陸とアメリカ大陸の氷河期にすり替えて、ネイティブ・アメリカンはアジアから歩いて渡ったらしい、と知ったかぶりを吹聴した。
そうすると、話題はアメリカ先住民の歴史になり、限りなく止まらなかった。
午前中に最寄駅まで往復。母とホームまで見送りに行った。次に来る時は11歳の女の子はヤングレディになっていることだろう。
