空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

「続 窓ぎわのトットちゃん」黒柳徹子著

著者の子供の頃の戦争体験。

東京で生まれ育ち恵まれた少女時代を過ごしたトットちゃんだが、戦争が始まって食べ物がなくなり、二つ下の弟めいじさんは急な病気で薬もなく亡くなり、父は出征。青森に疎開している間に東京の家も焼けてしまう。

ウクライナで戦争が始まったことがきっかけで、戦争のときに子どもだった自分はどうだったか思い出し、「窓際のトットちゃん」の続編として、42年ぶりに綴ったそうだ。

面白いエピソードもいっぱいあって、何度も笑った。

でも彼女の反戦と平和へのメッセージはよく伝わった。

最も印象に残ったのが、息を引き取る前の弟めいじさんのお祈りの言葉だ。「お父さんとお母さんがこの家で平和で暮らせますように」