空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

懐かしい風来坊(1968)

山田洋次監督。ハナ肇、有島一郎、倍賞千恵子出演。

めちゃくちゃ面白かった。

風来坊のキャラクターは寅さんにそっくり。翌年「男はつらいよ」が放映されヒットするが、山田洋次の中で、寅さんのような風来坊が理想的な主人公だったのかな、と思う。

[ネタバレ]

痔で苦しむ冴えない高級公務員の男早乙女(有島一郎)が、茅ヶ崎の自宅へ帰る電車の中でばったり風来坊の酔っ払い(ハナ肇)に遭遇する。

早乙女の家族の妻と娘は、冷たい。

偶然再開した風来坊と早乙女は仲良くなり、釣りに行ったり飲みに行ったり友達になる。

風来坊は明るくて力があって、親切。

ある時風来坊は海岸で入水自殺を図ろうとしている女愛(倍賞千恵子)を助ける。

早乙女はしばらく家に置いてやる。風来坊は背広を着てお見舞いに来る。

ある時風来坊は早乙女からアドバイスを受けて愛を映画に誘うが、愛は服が破けた状態で泣きながら帰宅する。

警察に通報した早乙女。犯人が捕まり署に行ってみると、風来坊が捕まっていた。暴行ではなく、公園で崖から滑っただけだったことが判明。だが風来坊には余罪があり、釈放されなかった。

ある時愛も失踪。

早乙女の単身赴任が決まる。

汽車の中で偶然、赤ちゃんをおんぶした愛と風来坊にばったり出会う。