昨日徹子の部屋に浜村淳さんが出演した。８９歳だという。
関西に住んでいると、毎朝ラジオで彼の声が流れていたものである。５０年目続けていたとは驚きだ。
亡き叔母が若い頃、彼の一家と千里の団地が同じでご近所だった。あんなに有名なのに全く気取らない低姿勢な人だと常々言っていた。
私は昭和の終わり頃、一度都ホテルのある結婚式で浜村さんが司会をされ、私は隣でエレクトーンを弾くという機会があった。打ち合わせするためよみうりテレビに出向いたのだが、多忙で捕まえるのが大変だった。彼には美容師さんとマネージャーがついていて、ラジオ局からテレビ局へ、忙しいスケジュールをこなしていた。そんな浜村さんでも、とても腰が低くて丁寧だった。印象に残ったのは「両親への手紙を読むときには、月の沙漠を弾いてください」と注文された事だ。若かった私は、弾かなかった。
徹子の部屋に出るため、東京に出向いたと言う浜村さん。ずっと大阪に留まり続けたのも好感が持てる。
関西の芸人も有名になったら、みんな東京に行ってしまうからだ。
50年間続けてきたラジオ放送が終わっても、積極的にYouTubeや執筆活動をしているようだ。頑張ってほしいと思う。
