空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

猫と虫の音

蒸し暑い一日だった。
4歳のうちの生徒は来て4ヶ月になるが、非常に正しい音程で歌う事が出来る。また音感がついて来て、聞いた音をドレミで言い表せられる。また、リズム読みは初見でもかなり高度に出来る。家でも教えた歌をいっぱい歌うらしい。レッスンごとに一曲ずつ新曲を教えているのだ。そして次の週にはドレミで歌い、右を弾く。次に左も教えて両手で弾けるようになるという順序だ。彼女は楽しそうに弾いている。
ジュリアードの高名な先生のアドバイスに従い、指の事はやいやい言わない。ハープは指の形でかなり音が変わるが、ピアノは大して変わらない。美しい形でも乱暴に弾いたり、心を込めないで弾くと同じだ。
教室に教えに行く。今日は「○○の場合」の練習だった。過去形+場合になるのはどういう事かと聞かれて説明するのに難儀した。「もし雨で遅れる場合」とは言わずに「もし雨で遅れた場合」というのはなぜか。これはむずかしい質問だ。英語で答えられない。
猫の世話に行った後、虫の音を聞きながら、ジョンといろいろしゃべる。身の上話の会になる。彼のお父さんは彼より2歳上の時に亡くなった。だから彼も若死にしないか心配だ。こういう非の打ち所のない人ほど、天国では人手が足らないらしいのか、神さまが早く召される傾向にある。彼は今晩の夕食にバナナしか食べてないと言う。私と食事をする予定だったに違いない。私はというと、ひとりで家で夕食を作って食べてしまったのだ。
ブレイクはニューヨークで沢山の有名人に会ったと言う。彼は明後日のパーティに来るためにリハーサルの予定を全部変えるらしい。