空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

本当のクリスチャン

黒人教会の礼拝は白人のより長い。白人の教会は普通長くても1時間半だ。でも今日のうちの教会の礼拝は、始まってから終わるまで3時間10分かかった。でもその間退屈しない。皆笑ったり泣いたり、祈ったり歌ったり、踊ったり足踏みしたり、する事がいっぱいあるのだ。ゴスペルは20曲近く歌っただろうか。ほとんどいつも歌う曲だったが一曲だけ知らない曲があった。短いシンプルな曲で、歌詞は10番くらいまである。私は2年8ヶ月前からこの教会に来ていてゴスペルを百数十曲は聞いた事あると思う。でもまだまだ私の知らない曲がいっぱいあって、黒人の信徒の人々は昔から知ってて歌えるのだ。彼らは賛美歌を見ないで憶えて歌っている。またそのコードにあったアドリブをいっぱい入れて歌っている。バークリーに行かなくても黒人教会に行った方がよっぽど勉強になる、とデイブ・リミナに言われたのを思い出す。
今日は洗礼式があった。2人目の白人の信徒である。黒人ばっかりの中に白人が混じるのは素晴らしい。最近読んだ「アメリカ南部の歴史」という本の著者は白人であるが、かつて彼の行っていた白人教会に黒人が来たとき、皆で手をつないで入れないようにしたらしい。この事に腹を立てた彼は、その教会を去って行った。そして彼が言うには、逆に黒人教会の人々は白人がひとりで来たら、歓迎すると言う。まったくその通りだ。どちらが本当のクリスチャンか、火を見るより明らかではないか。
今日の説教はダビデ王が不倫するところの箇所だった。昔も今も権力者のする事は一緒だ。でも彼はこの代価をいっぱい払う事になる。
帰宅後ピアノを1時間半教えて、買い物に行く。ベジタリアン用のバターとチーズを買う。また砂糖と乳製品の入っていない豆乳を買う。レジの女性はえらいくしゃみをしまくっていた。私もまだ鼻風邪が治らないのでお互い愚痴り合う。良くなるといいわね、といって励ます。