空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

黒人ゴスペル教会へ行く

風邪で鼻がおかしいが、休まず学校へ。ハープは休む。
初めてJinglewritingでコマーシャルソング作ってくる宿題が出る。
アレンジングのクラスで私の作曲した歌をアマンダに歌ってもらってレコーディングに成功する。やはり、素晴らしい美声だ。本人気付いていない。
携帯に昨日のバプテスト教会マリアさんからメッセージが入っていたのでかけ直すと今晩来てもらえないかという。ジョブインタビューだ。
行きましょうと答えて行く。
ルート99は古い国道で、モーテルが立ち並ぶ。「MOTEL」のOの字が消え、Mが点滅している。その一角にそのバプテスト教会があった。歴史あるボストンの教会は皆街の中心にあるのに、その黒人教会はとても古く、逃亡して来たかあるいは解放されたばかりの奴隷が建てたのではないかと思う程だ。小さい教会でベンチにはマルチンルターキングJr.の写真のうちわが置いてあった。
メアリさんは会うなり力一杯抱きしめてくれ、教会のおばさまおじさま達にニコニコ歓迎してもらう。クッキーさんというきれいな女性が音楽担当で、あのね、秘密があるの、と私にいう。何ですかと尋ねると「讃美歌どおりに決して歌わないのよ」という。
私らが歌うからついて来てね。といって手拍子をして歌い始める。なんとロ長調である。そして、その次は変イ長調になり、ハ長調にもなった。
そう、ついていくからにはすぐに転調出来ないと行けないのだ。皆ステップを踏みながら踊りながら歌っている。私はどう弾けばいいのか。
なんと来週の日曜に教会に行って仕事として演奏する事になる。ギャラは一回払いだそうだ。
私より適任者がいると思うけど。黒人のピアニストとか。日本人の私でいいのか。
まあいい。なかなか見る事の出来ないサラウンドの映画見てるようなものだと考える事にしよう。
とにかく皆ノリのいい事。学校であれ程苦労して勉強したジャズの理論、身体に生まれつきわかってきはったのではないかと思う。皆歌がすごくうまい。楽譜を見ないでよくハモれる。感心だ。
すぐにワーワーもめ始め「どう思うか?」と私に聞くので困った。「あんまり歌がすごいからピアノ入らんのと違いますか?」と答える。