空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ゴスペルピアニスト初仕事

ボストンに来てやったギグと言えばいつもクラシックばかりだった。でも今日の仕事はまさしくバークリーで習った事が役立つと思ってエキサイトして挑む。
教会はモーテルの裏だが、広大な墓地のとなりだと言う事も判明。こないだは夜だったのでわからなかったのだ。
三人程いる牧師先生のうちのひとりの奥さん、四つのペンダントをぶら下げ、真っ白のスーツに十字架の模様の金のスカーフをひらりとかけ、毛皮のコート、ハイヒールで現れた。そしてなにげに手を見ると指全部に金ぴか宝石の指輪、マニキュアは赤だけでなく、金のマニキュアだった。他の人々も女性は緑の帽子に緑のスーツとか男性は蝶ネクタイにダークスーツとかでおめかししていたが、彼女に勝つ人は独りも居なかった。
女の子達はひらひらのドレスを着てとてもかわいい。
日曜学校をしていた。こちらに来て座りなさいと言われ、一緒にバイブルスタデイする。驚いた事に、今日の箇所がマタイ伝26章の「ユダの裏切り」だ。5日前にバークリーのバイブルスタディでやったのと同じ箇所だ。こんな偶然あるわけない。神さまが私に「裏切る」事とは何かを教えておられるような気がした。深く考えて良く祈りたい。
礼拝は2時間以上続く。讃美歌の箇所はどこにも書いていない。突然歌い出すのだ。お祈りなんか歌なのか判別つかない事もあり、皆を見ていると私の方向いてる、「あ、弾くのだ」と思って慌てて弾き始める、と行った具合だ。調はなぜだかいつもロ長調。この調は一番ピアニスト泣かせなのだ。
牧師さん達があわてて讃美歌のページを開いてもって来てくれる。でもたいていト長調へ長調で書かれてある。それを初見でロ調に直すのは至難の業だ。
次々讃美歌をもって来て下さるのでしまいにピアノの譜面たてには同じ讃美歌の本が5冊も載っていて、しまいに1冊鍵盤の上に落ちてしまう!!
聖歌隊賛美は1曲以外上手く行く。終わってから、「皆ピアニストに讃美歌の番号言っといた方がいいよね」と言っておられる。あたりまえだ!!!
でも仕事として取り扱ってくれる。来週の木曜にまた来る事になる。
その後、ハープのリハーサルへ。帰りクラフトのお店見つける。