空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

五嶋みどり

アンジェラの母と妹は機嫌良くボストン見物しているようだ。ゆうべMさんが水シャワーだった事以外今のところ問題は起きていない。
朝からカイロプラクティックへ。ドクターの赤ちゃんはまだ生まれず。「もう、ハープ運んだりしていませんか」と言うので「ピアノ運びました」と言うと、「ええ??」と驚いていた。これは事実で、私の部屋のピアノを2階に運んだのだ。
金曜日に小さな音楽会をする予定だ。
ピアノの個人レッスンへ。ラッセルは私の卒業制作ために色々協力してくれてありがたい。多分私が先生の作られた膨大な資料をホームページに出来るよう画像ファイルに変換したお返しだろう。昨日のゴスペルの録音を聞いて弾き方を教えてくれた。
ニューヨークで買った五嶋みどりの母の伝記「母と神童」を読んでいるが、あれを読んで皆がまねせん方がいいと思った。みどりのお母さんは特別な才能のある方だし、教育も相愛でちゃんと受けている。だからベートーベンの父やモーツアルトの父と同じように、家で教育出来たのだ。
それだけではない。私は音大に通っているから、まわりによく似た家庭環境の人が結構いるが、ほとんどが音楽で一生食べて行かないと思う。良くて先生か、ラッキーな人でCDが売れたり、ディズニーランドで弾いたりする程度であろう。みどりみたいになるの何億にひとりであるから、よほど彼女自身が天才で、努力家でいろいろなチャンスにまぐまれ特別な人なんだと思う。みどりはアメリカに来て良かったと思う。ニューヨークにはビッグな人がいるから彼女クラスの人でも対等にお付き合い出来る人が大勢いることだろうし、一人でいたって誰もあれこれ言わないから平気だろうし。それにつらい心の病を克服し、洗礼を受けてクリスチャンになって神を信じている事も知った。非常に素晴らしい。
タングルウッドには2回行ったが、今度みどりさんが来る時は是非演奏を聴きに行きたい。
今日ディズニーランドと、クルーズ船のオーデションの案内を見た。契約出来ると良い年俸で住むところつきだ。ディズニーランドはあかん。私はテーマパークや遊園地は嫌いなのだ。2度ばかり行ったが、なんで数十秒の乗り物のるのに1時間も待つのが非常にしんどかった。無論仕事だとつてで閉園後乗せてもらえるかもしれないけど、そんなことだけのために就職したくない。クルーズ船はもし氷山にぶつかったら救命ボートに乗せてもらえず「主よみもとに近づかん」を沈没するまで演奏しなければ行けないだろう。あと、ブランソンというミズーリー州のショービジネスの街の仕事も来ていた。ここへは行った事があるが、非常に不便なところだ。ものすごい田舎で空港から2時間はかかる。そして全米からおじいさんおばあさんがショージ・カワグチのショーを見に集まって来るのだ。でも多分一番近いアジア系スーパーまで車で5時間はかかるであろう。いやだ。年俸65.000ドルのアメリカ軍楽隊の仕事も来ている。絶対やだ。そりゃあ老後はあちこちにある軍の保養所で過ごせるだろうけど、アホな大統領の命令で無駄な戦争に行って英霊になって帰って来た気の毒な人の埋葬の時に演奏なんかしたくない。泣けて来て仕事にならないであろう。なかなか気に入った就職探すのは難しい。

母と神童―五嶋節物語 (小学館文庫)

母と神童―五嶋節物語 (小学館文庫)