空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ひとつだけ良い事があった日

朝から土砂降りの雨。
ヘルシンキヨーニとチャットする。彼は6年良い友人として続いている。話題はフィンランドのいいところと悪いところ。彼は最近離婚したが、この国は男女が平等なので夫婦とも収入があり、子供もいなかったら、離婚のときにどちらも大きく財産を失ったりしないらしい。
でも離婚率は50%で「うまくいかなきゃ、さあ別れましょう」とすぐなるのが問題だとの事。社会システムが完全に男女平等だと、自分勝手になり、冷たい人間関係になってしまうとの事。
ノキアの携帯の悪口を言うと、えらい反論していた。彼はフィンランド製品にものすごい誇りを持っている。自分の国が一番だとすぐ自慢するのはヨーロッパの人々の特徴だ。
私もこちらに来て「日本が一番」と1日一回思う。一番思うのは日本の事務的な処理の素晴らしさだ。それときめ細やかさだ。あと人間が信用出来る。言葉が通じるか通じないか云々という事でなく、「何にちの何時ですね」と言われると、必ずその時間にそうなる。それがこっちではそうはいかない事が多い。

午前中、ピアノのイスの高さを変えようとして、留め金が外れて手の甲を思いっきりはさんでしまう。腱鞘炎気味だったのでそこを傷めてしまう。一日湿布する事になる。
雨の中電車で大学へ。ゴスペルテクニックのクラスで作曲していった宿題が皆の前でほめられた。これはバッハの平均率2番のプレリュードのコードを書き出して3声に作曲するものだ。先生は何度も絶賛し、決してこの譜面を捨ててはいけないよ、これはゴージャスだよ、と言って下さり、ハモンドオルガンで私の曲を「黒人教会風」に弾いて下さる。今日は手も痛いし商売は休業だし土砂降りだしバイブルスタディは部屋が取れないから中止になるし大変な一日だったが、ひとつだけ非常に勇気付けられる良い事だった。作曲がんばって美しい曲作っていつかCD出そう。