空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ダナ・ファーバー癌研究所へ行く

ロングウッドのダナ・ファーバー癌研究所へ。Rさんの付き添いで「音楽を聴いて感じたことを書こう」というクラスへ。このガンにはそう言った患者のためのクラスが沢山あるらしい。講師は大学生だ。彼らは授業の単位を取るとめにこういったボランティアをしている。今日の講師はウエルズレー女子大の学生だった。いろんな曲を聴かせてくれ、あるカントリーの曲を聴いたあとどう感じるか、と尋ねられたので、「4つのコードとペンタトニックですごくシンプルな構成で出来ているため、聞いている人にリラックスさせますね」と答える。わかりにくい答えをしたものだ。このクラスには白血病の女性(表情は少し悲しそうであった)その付き添いらしき男性、どう見てもガンには見えない元気そうな若い男性が来ていた。先生はマックのituneからスピーカーに接続して音楽をならしていたが、うまくいかなくて蚊の鳴くような音しか出ないため、接続を直してあげた。
この病院には化学治療を受けに来ている人が大勢いるため、帽子やカツラやスカーフのおしゃれなお店があった。(写真)がん患者は皆すごく普通におしゃれを楽しんでいる。そのお店の奥には人口の乳房があり、白人用、黒人用、高年齢用(しわしわだった)、若い人用、とさまざまなものが並んでいた。お店は普通のデパートなどと全く変わりなく、明るくてきれいだった。この国でも最高の病院であり、外国からお金持ちが受診に来るらしい。でもRさんは一ヶ月に健康保険代を900ドル払っている。信じられないくらい高い。彼女は胃がんの手術のとき、9万ドルを払ったという。保険がなかったので何年もローンで返したらしい。クレージーな医療制度の国だ。
ランチはジャマイカプレインに新しく出来たお店へ。オニオンスープとポーチドエッグをご馳走になる。
アメリカとは思えないおいしいお店だった。経営者はきっと外国人だろう。
近くの生協へ。会員一割引の日だった。こちらの生協会員は1年に何時間か、レジうちの手伝いをしないといけないらしい。でも割引がいいし、オーガニックから普通のものまで買える。
今日はビートルズのロゴ入りのパーカーを着ていたのだが、後ろに「Sgt: Peppers Lonly Hearts Club Band」のデザインのロゴが入っている。お髭の50代くらいの白人のおじさんが、私のところに来て、その服いいね、と言ってくれた。嬉しかった。
午後、ピアノを教えて、引き出しに緑色のペイントを塗ったり、壁に穴をあけるのを手伝う。楽しく過ごす。