空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

じいさん猫危篤

今日はジャパンソサエティの主催による「お盆灯籠流しの会」がフォレストヒルズの墓地で行われる日だ。
RさんはいつもBooBooのママと一緒に行くので今年も楽しみにしていた。ところがじいさん猫ジョージが死にかけているため、彼女は気になってお盆をエンジョイ出来ないと言って,キャンセルしてしまった。
じいさん猫ジョージは齢17で、ここ一年2回危篤になってその都度ママの医療技術で息を吹き返している。その度に彼女はジョージをエンジェル・アニマル・ホスピタルのERに連れていき、集中治療室で投薬を受けさせる。必ず医者とけんか。「なぜ人間に処方される薬が動物には処方されないの?」とくってかかるため、きっとこのハーバード医学部の先生には手を焼いている事だろう。
ああ、じいさん猫もいよいよあの世に行くのか。かわいそうなBooBooのママ。でもRは気の毒な親友の気持ちはともかく、「誰も私をお盆フェスティバルに連れていってくれない。」と自分を気の毒がっている。
私はゴスペルのリハーサルがあるためいけないのだ。内心ほっとしている。なぜなら日本人の私がアメリカ人のお盆灯籠流しの会に行かないかというのは、オランダ人に長崎のオランダ村、とかスペイン人に三重県のパルケ・エスパーニャへ行きませんか?と誘われているのと同じような物で、なんか「なんでいかんなんの」といった感じがするのである。
午前中は銀行と眼鏡屋と薬屋と台湾人のレストランにRさんを連れていく。偏頭痛の真っ最中だったのでしんどかったが、午後から3時間寝たら治った。
夜はリハーサルへ。最中に電話があったので取ったら、スティーブからであった。彼は大手レコード会社のマーケティングをしている。後でかけ直すと言って、家に帰ってかけなおした。なんでも昨日ボストンで、Puffyのコンサートに(仕事だから仕方なく嫌々)行ったらしい。客の入りが悪く、気の毒だったとの事。彼は以前2度仕事で行ったらしいのだが、一度目は日本人で満員、2度目は子ども達が来ていて、今回の閑古鳥。「日本じゃ有名だけど10年前程売れてない」と言ったら、何でなのか,と聞いて来たので、彼女達はすぐれた歌唱力とキャリアの持ち主でもなく、歌ってる曲はビートルズみたいな曲で、キャッチーだけどこれとったオリジナリティが無い。10年前はおしゃれで若くてアイドルだったかもしれないけど、今じゃ中年に差し掛かってそういった魅力は失せてしまっているし、だいたい国民が彼女達を個人的にあまり知らない、と答えた。