ジョンの会社の同僚、アイリーン＆アンドリューの家に招待されて行く。
ビーコン通にあるイタリア料理店から買って来たパスタとサラダを戴く。
インド人の医師夫妻も招待されて来ていた。奥様は医学部教授だ。入試の面接をした時、バークリー出身の学生が来た、という話をしていた。耳のいいミュージシャンは医師に向いている、と彼女。内科だったら胸の音を聞かないといけないし。私にはインド人の生徒はいるが、インド人とディナーを同じテーブルでしたのは初めてだったので、非常に興味深かった。政治の話にもなった。ご主人はインドにとって、ケネディは素晴らしい大統領だったが、ジョージブッシュは最悪の大統領だった、と言っていた。また、1992年にルイジアナで起きた日本人留学生射殺事件の話題になった。このニュースにインド人もショックを受けたようである。在米外国人として他人事と思えなかったようだ。
遅れて台湾人の建築家夫妻もやって来た。初めての赤ちゃんが３ヶ月後に生まれるそうで、とても嬉しそうだった。台湾人はおしなべて親日的だ。日本の事もよく知っている。ご両親は日本語が普通に話せる、とおっしゃっていた。それに引き換え、私は台湾の事を何も知らない。恥ずかしくなる。
ジョンの建築会社では２０人ものリストラがあり、大騒ぎで皆ショックを受けたり、ほっとしたり大変だそうだ。今回は無事だった会社の同僚達が「ドバイで沢山建築家を募集している」と噂し合っていた。金融危機のためアメリカは景気は悪いので、ドバイに出稼ぎに行ったらどうか、という話だった。
子供のお祭りのパーティでも大人は深刻な話になっていた。
