空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

若過ぎる結婚と依存症。

Netflixでアンナ・ニコル・スミスのドキュメンタリーを観た。

2007年に39歳で急死した彼女は、高校は中退して17歳で結婚離婚。ひとりで子供を育てていた。生活費のためダンサーをしていたところ、高齢の大富豪に見初められ、結婚して有名に。映画や雑誌に数多く出演。死ぬまでパパラッチに追われる毎日だった。

 

どんな家庭だったのか?

両親は2歳の時に離婚。母は16歳で出産した。

父は妻の妹(当時10歳)に手を出して逮捕、6年刑務所に収監されていた。再婚して子供を儲けたがアルコール依存症。娘と連絡を取らず有名になったので再開したが、セクハラで再び疎遠に。2009年に62歳で死去。

母は父と離婚後、2018年に67歳で亡くなるまで4回結婚離婚を繰り返した。

 

鎮静剤の依存症

アンナ・ニコールは胸の整形手術の痛みを止めるために、鎮痛剤を服用し始め、依存症になった。

39歳の時父親が誰かわからない女の子を産んだ。5人の男が自分だと名乗り、話題になった。

ところが息子が薬物過剰摂取で急死。

悲しみのあまりアンナも薬物の過剰摂取で3ヶ月後亡くなった。

メディアの過熱

2007年のその事件の日、ボストンでの勤め先で、黒人の女性たちが大騒ぎしていたのを私は覚えている。

メディアの報道は過熱気味で、アメリカのニュースは大騒ぎだった。

アンナは白人だったが、貧しい複雑な家庭から超有名の女優とモデルになってお金持ちになった。

まさしく、アメリカン・ドリームを絵に描いたようだったのだ。

負のスパイラル

貧しい→早婚→低学歴→精神的未熟によるDV→アルコール・薬物依存→若過ぎる死。

彼女はセレブになり、成功したのにも関わらず、負のスパイラルからなかなか脱出できなかった。

お金持ちになっても、悪い男やおしゃれやや薬物に浪費する。

 

どうすれば良かったのか。

いつの段階でアンナはこのスパイラルから脱出できたのだろうか?

  1. ひどい親は選べられない。距離を置く。
  2. 高校は頑張って卒業、あるいは大検を取る。
  3. 高校を出るまでは結婚出産を待てば良かった。
  4. 間違ってティーンで妊娠しても、立派な家庭に養子に出せば良かった。
  5. 成功してもお金を大切に使えば良かった。
  6. 依存症のリハビリに行くべきだった。

低賃金でも努力して働けば、有名にならなくても幸せな一生を送っていたろうに、と思う。