昨夜の雨はすっかり上がる。
牟婁の湯へ。
万葉集や日本書紀に詠われ斉明、天智、持統、文武天皇が入りはった古い温泉。
地元の常連で賑わっていた。
奈良から来た、という女湯を仕切っている別荘族のおばちゃんがいた。
彼女は耳が遠くて同じ話を何度もするが、とても幸せそうな人で、入って来る人皆彼女に挨拶をする。
彼女は新入りの私を捕まえて、たわしで背中をゴシゴシ洗ってくれた。
この温泉は 2種類あり、ひとつは崎の湯と同じ行幸源泉、もうひとつの砿湯（まぶゆ）は近くに沸いている。
駐車場はいつもいっぱいだが、すぐ隣のフィッシャーマンズワーフの駐車場は1時間無料である。
【湧出地】和歌山県西牟婁郡白浜町1664-2
【泉 温】74.0℃（調査時における気温 29.0℃）
【PH値】7.3
【知覚的試験】無色澄明にて、微弱硫化水素臭、中塩味を有する
【泉 質】含硫黄-ナトリウム-塩化物強塩温泉（高張性中性高温泉）
【浴用の適応症】うつ状態、切り傷、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症、アトピー性、皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化濃症
