英語名The Invisible Woman。見えないようにしている女とでも言うのだろうか。
文豪チャールズ・ディケンズが晩年囲っていた愛人の話。
実話をもとにしたストーリーである。
ディケンズの妻は、10人子供を産んででっぷり太っていて、愛はすっかり冷めていた。そこで出会ったのが若い舞台女優エレン・ターナン。
ディケンズはセレブで、時はヴィクトリア時代。
女性関係のスキャンダルは、致命的だったので彼女の存在は徹底的に隠された。
骨董品を集められるだけ集めて、ドレスも小道具もこだわり昔のその時代を再現した、美しい映画だった。
それにしても、脚光を浴びた作家というものは影の部分は暗いなあ。
妻も可哀想だし、愛人も可哀想。文豪は身勝手だな。