ホームレスのストリートチルドレンを意味するコッチェビだった脱北者の自伝。
彼は4歳で母を亡くし、継母が嫌で家出し駅で路上生活を始める。スリや泥棒を繰り返し、何度も警察に捕まって家に戻されるが、父親に殴られまた家出をする生活。
しまいに孤児院に入れられる。
その間父は継母と離婚して餓死。
孤児院を出て中国へ渡って密輸貿易を始めるが、捕まって北送(北朝鮮へ戻される)、拷問の後刑務所のような場所に入れられ、飢えて病気になり、死にかける。
ある日突然恩赦となり、中国へ渡って教会の支援を受けてモンゴル経由で韓国へ亡命。
大学で博士課程まで進み、今では大学で教えている。
この本を読んだら、どんな刑務所も辛い場所でもここよりマシだと思ってしまう。
どんなに辛い事があっても決してあきらめてはいけないと思わされた。
字幕つき。