ピアノを習う日本の子供が使う教材の定番と言えば
・バイエル (1806−1863)
・ツェルニー (1791-1857)
・ブルグミュラー (1806−1874)
・ハノン (1819-1900)
である。
生没年を見ていただいたらわかるように、彼らは19世紀の作曲家で、ツェルニー以外はロマン派の時代。
どの作曲家も、成功しなかった。画家で言うと美術館に1枚もかかっていないようなアーティストである。
明治初期、お雇い外国人が持ってきた当時定番だったバイエル教則本にいたっては、今では日本と韓国でしか使われていない。
どの曲もとても懐かしくて思い出深いが、初めてピアノを勉強する生徒にはやはり一流の作曲家のものを使った方が、芸術性音楽性が育てられるように思うのは私だけだろうか。