中学生以来の友人が6日に逝去されたとの連絡を、ご主人からいただく。
初めて出会ったのは入学式。席が隣同士だった。毎日弁当を一緒に食べ、おかずを交換していた。
高校は別だったが、しょっちゅうつるんで遊んだ。
結婚式はハワイだったが出席し、挙式チャペルのオルガンも弾いた。
一緒にアメリカにも旅行したし、何度も遊びに来た。両方の家族をよく知っているし、想い出がいっぱいだ。
出産した時も病院に行った。今はお子さんも社会人だそうだ。
晩年、喧嘩してあまり頻繁に会わなくなった。
それでも毎年母の日に、私の母宛に花を送ってくれた。
お礼の電話をすると、私の母の作ったハンバーグが食べたいと言った。
おりしもちょうど一週間前、彼女の誕生日に電話したが、出なかったので気になっていた。
ご主人がおっしゃるには、夏から入院、最後は意識もずっとなく安らかに逝去されたとか。
亡くなった時私に電話がつながらず、手帳にあった実家の電話につながったのは、火葬の後だった。
本をいっぱい読んで映画をいっぱい見て、詳しい人だった。
シニカルでブラックユーモアがあり、面白い人だった。
お姉さんの漫画家秋月りすさんを誇りにしていて、いつも新刊が出ると送ってくれた。
どれほど悲しんでおられるだろう。
もう会えないと思うと、寂しい。