温泉に着いたら、そのバスからゾロゾロ高齢者が降りてこられ、食堂やラウンジ、大浴場にいっぱいだった。北海道の方言のヒヤリングも出来た。
ちょうどラウンジの大型テレビで、不明男児発見のニュースをやってた。「じょっぴん(鍵)かかさってなかったから良かったんだべ。」「お金大したかかるべ。」と口々におばあちゃん達。最後に「俺涙出そうだ」と一人のおじいさん。感極まってしばらくみんな無言になった。
今頃、日本中の温泉のテレビの前にはお爺さんお婆さんが座ってニュース見て涙しているんだろうな、と思った。
ふと、ストレンジャーがいることに気づいた人々が話しかけて来た。「どこから来た」「ひとり?」「いい人見つかるべ」など人情豊か。
小学校3年からモッコにニシンを積んでかついで手伝った、とか昔は国道がなかった、とか教えて貰った。
彼らは毎週火曜日と金曜日、町営バスで温泉に連れて来てもらうそうで、「年寄りを大事にしてる町なんだ」との事。
ウニ汁定食。
温泉の入り口にこんな看板が。
帰りに図書館へ。9冊借りる。