風刺画ビクトリア時代の1860年前後、膨らんだスカートが大流行した。この形にするには鯨ヒゲや針金や枝で出来たクリノリンを入れる必要があった。邪魔で邪魔で仕方なかったらしい。風刺画が残されている。
「すみませんが、クリノリン外して貰えないと馬車に載せられません。」1858年ホンマやったのか写真もある。
「燃えてますよ。」実際19世紀に3000人がこのファッションのせいで焼死したという記録がある。
若草物語でも暖炉でスカートを焦がすシーンがある。
スカートが大きすぎて彼女と一緒に階段の外側を降りる紳士。
着せるため脚立に乗るメイド。
写真も。たいそうやなあ。
スカートに出入りするニワトリに気がつかない女性。
遠すぎて握手も一苦労。
大きなスカートを利用して空飛ぶ女性たち。
スカートが大き過ぎて教会の狭き門から入れない。
給仕も遠いので棒つきのお盆を使う。
風刺画のネタに困らなかったろう。
ローラインガルス「この楽しき日々」で日曜礼拝の時、フープにの中に潜り込んで来た子猫が登ってきたエピソードがある。