空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

公開レッスン

今日は公開レッスンの日。クラス皆がそれぞれ私のレッスンを見学して評価をつけるのだ。すごくこわい。教会行きのいい服を着て行く。教えたのはジェイクというまゆげと両耳にピアスをしているインディアナ出身のギターの子だ。なんせ、英語でピアノを教えた事無いので、前日「指を丸くって何ていうの?」「指をくぐらせるって?」とルームメートに聞き、台本を書いて行く。テキストを沢山作り、ジェイクの好きなソウルミュージックの指練習カラオケテープまで作って行った。ジェイクはいつもは言いたい事いっぱい言うタイプなのに、今日は神妙な顔してまじめにレッスンを受けてくれた。爪まで切って来た。良い生徒の見本のようだった。
終わった後、教授のトムが、教え方がわかりやすいとほめてくれた。これは英語の語彙が少ないからに他ならないが。ジェイクも「高校の時習ったピアノの先生より、ずっと良かったよ。前から習いたかった事全部習えたよ。以前教えていたんだろう?」と言ってくれた。クラスに出ていた学生が、「よくやったよ」と言ってくれた。これがもし日本だったら褒め言葉をもらう時まわりの人の目とか気にしないといけないし、熱心な教授だったら、悪いところもいっぱい見つけて並べるだろう。
アメリカに来ていて「ここがコンピューター作った国?」と思う位、事務の間違いが多いし、国民の傍若無人で厚かましくうぬぼれの強いところや、医療費が高いなど嫌なところもいっぱいあるが、一生懸命がんばっている人にちゃんと褒め言葉や返却不要の奨学金がもらえるところなどいいところもある。
今日は大雨。今週続くと言う。81才になる伯母から手紙が来る。赤毛のアンの便せんだった。彼女は戦前の平和な時代に少女だったので今でもこういうものが好きだ。伯母は今でもユーモアたっぷりだ。病気がちなのが気になる。