空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ボストンへ戻る

タクシーを呼ぶ。運転手は、「どっか海外いかはりますんか」という。「アメリカに住んでるので家に帰るんです」というと結婚してるのか、と聞くのでしていないと答えたら「ええ人見つけて早う結婚しなはれや」という。こういう事を言うてくれる人がいるからこそ、心残りなくアメリカに戻れる。ドイツに住んでる友達が、日本では「なぜ独身なのか」とうるさいけど、ドイツで言われた事がない、とのこと。同じ事がアメリカでも言える。ボストンで何で独身なのか、とか「結婚した事あるのか」とか聞いた人はアジア系をのぞいていない。今度聞かれたら「2号を3回、3号を4回した経験はありますが一号だけは一回もありません」と答えてやったら、どんな顔をするかな、と思う。
関空行きのバスは大幅に遅れた。着いたら搭乗が始まっていて、私はまたもや通路側が取れなかった。でもジョンが「乱気流だけにはあいませんように」と真剣に祈り続けてくれたおかげで、これが乗り物か、と思う程、全く揺れなかった。ありがたい。
5時間熟睡。デトロイトでは乗り継ぎ便も満席で、私は窓側であった。皆が乗り込んでシートベルトもつけ、いざ出発の時になって、窓の外を見たら、飛行機の真横で一人のおじさんが、ゆっくり荷物をひとつひとつベルトコンベアーに載せているのが見えた。もう一人おじさんがやって来て、バーコードを読み込んでいる。ものすごくゆっくりで時々笑っている。私のスーツケースを落ち上げるのが見え、ぽーんとベルトコンベアーに放り上げて乗せた。やめてほしい。その後滑走路で飛行機はストップ。「渋滞してるから、トイレに行ってもいいです」と機長のアナウンス。一時間遅れる。

ボストンの空港にはジョンが迎えに来てくれて、家に連れていってくれ、荷物を載せてRの家に連れていってくれた。ご飯を食べて行きなさい、と言われて、スパゲティをご馳走になる。楽しい夕べとなった。