空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

追い出される

変わらぬ一日の始まり。病院へ泊まり客を連れていく。11時過ぎに来るように言われて行くが、お客でいっぱいなので、ファミリールームで本を読む。彼女はまだ治療中で、今すぐ大きい変化は無いようだ。
1時半になっても誰も動こうとしないので、泊まり客をお昼に連れていく。一回のオーブンパンだ。隣に座ったおじいさんが、彼のラブストーリーを話してくれた。66歳の彼のガンのため2年前に妻を亡くし、1年後に42歳の女性と付き合い出した。プロポーズしたんだが断られ9ヶ月会わなかった。でもあまりに寂しいので「友達でもいいから付き合って」とお願いし、今もデートしてるんだそうだ。
私たちはずっと病院にいて、何時間も大勢の人とRさんの相手をしなければならなかった。
流動食の缶を取って来てくれと言われて、取りに帰る。帰るのが遅いと携帯が2回かかってきて、戻ってからも怒られる。あまりしつこく遅かったとわめくから「だからごめんなさい、っていってるじゃないですか」とMに言ったら、猿のようにキーキーわめく。恐ろしいので部屋を飛び出すと泊まり客も一緒に帰ろうと言って帰ってくれる。Mはおいかけてきて、もう家から出て行け、お前は無礼だ、すぐ出て行け!とわめき、「そうします」と答えて荷造りする。取りあえず自分のアパートに全部持って行って整理して、日本に帰っているA君のお母さんと連絡をとり、お部屋に今週末まで泊めてもらうことになった。
行くと清潔でとても居心地がいい。ありがたい。