空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

Puffyの2人

朝から雨の中教会へ。ピアノの前で牧師さんの話をフンフン半分聞き流しながら聞いていたら、
「ここに、忘れてはならない人がいます。皆さん、ご紹介しましょう。シスター....」
なんと私の名前を呼んでいるではないか。しかも皆が立って拍手をしている。なんでも前の週ずっと毎晩教会に遅れず来て、がんばってピアノを弾いていた、とか言っている。嬉しかったが恥ずかしくてどこかに隠れたかった。
タコベルでクリスビーチキンを食べ、食料品店へ。知り合い2人にばったり会い、ボストンがいかに小さい街かを思い知らされる。

ポーター近くのマスアベ沿いのコリアンレストランへ。
寒い日だったのでトックスープを注文。店の経営者夫婦は、親切で好奇心旺盛でなんでも教えたがり、ものすごく面白かった。まず、入るなり「あなた韓国人?」と聞くし、メニューについても必要以上に丁寧に教えてくれるし、食べるや否や皿は下げに来るし、一口でも水を飲むものなら、すぐに水を入れに来る。彼らは暇なのだ。なぜなら隣のインド料理屋は大繁盛しているのに、この店の客は私たちだけだから。
スティーブの仕事でPuffyのボストンツアーを手伝ってCDを売る、というのがある。彼は3回もボストン公演に行った。「彼女達と話したの?」と聞いたら、「いや、彼女たちは英語が全く話せないから担当者通じて話しただけだ。」との事。アメリカで売り込むのだったら、少しは話せるようになって、仕事で世話になる人々によい印象をもってもらえないと、それではプロとは呼べないと思う。私も今だに判別不能なのだが、スティーブは「3回会ってるけどどっちがアミでユミなんだか、わからない」のだそうだ。せめて「私がアミです」位、ちゃんと英語で話せなきゃ、CD売ってもらえないよ。別に松田聖子のファンじゃないけど、アメリカに売り込むとき英会話をすごくがんばったと聞いている。成功したかどうかはとにかく、彼女はプロなんだな、と思った。
業界用に配られたPuffyのペーパーフォルダーを貰ったのだが、これってどっちの国の人がデザインしたのだろう。アメリカ人か、日本人か....着物にブーツというのはどっちの国の人が見てもすっごく変。ださいしどっちの国の人もバカにしている。彼女らも撮影のときいやだったろう。スターなんだからいやならいやって言えばいいのに。(以外と気に入っていたんだったりして)

話は変わって、アメリカでは広島と長崎に原爆を投下しなかったら、戦争が長引いてもっと多くの命が奪われただろう、という教育を学校でしているそうだ。スティーブはそう習ったし、自分もそう思う、という。逆上しかけたが心を落ち着かせて私は「あの爆弾は、本当に残酷でひどいものだった。」と数々のエピソードを交えてかれに説明。一度広島に来て街を歩き、原爆公園と記念館に行って欲しい、と言った。アメリカ人日本の国の教科書の問題や教育についてエラそうに口を挟む前に、自分の国の教育をもう一度考えるべきだ。原爆投下を正当化するなんて、とんでもない。死んで行った人々の苦しみを考えた事はあるのだろうか。
アメリカのこういった面を見るたびに、本当に嫌になって帰りたくなる。傍若無人で無神経だ。国民全体が肥満で暇を持て余し、世界中を見下しているようだ。