残念ながら、一昨日面接に来た高校教師は断ってきた。
入居希望者から電話があったが、地下鉄の駅からかけているとのことで電車の音がやかましくて、「すみません、やかましくて』と言い訳されている。「部屋を捜す、という大事な電話を電車の横でかけなくてもいいのではないか」と思った。その上、「部屋を見に行きたいのですが、木曜日は友達の家にパンを焼きに行くので行けないんです」と彼女は言った。始めて話す人にそんなこと言う必要あるだろうか？かなり変わった人と見受けた。教えていただいたEメールに出したが戻って来た。
こういう方は、正直で友達になれて面白い方か、非常識でトラブル続きか、どっちかだ。危ない橋は渡りたくない。
ところで、子ども達に教えているピアノの曲は、いわゆるテキストに沿った曲で、有名ではない。はっきり言ってつまらないが、そこも修行のしどころなので、忠実に教えていた。今度発表会をすることになり、ミッチェルとカールソンに少し知られた曲を与える事になった。２人とも大喜びである。大声で歌いだし、喜びを体いっぱいに表現している。驚いてしまった。やはり有名な曲を弾きながら教材もやった方がこちらの文化に合うのではないか、と思い始めている。なぜなら、こっちではお客様が来てディナーを出してデザートのとき「さ、習っている曲をお聴かせしなさい」となるのだ。知っている曲を弾いたらお客様は喜ぶ。親も嬉しいし、子どもも誇らしい気分になるだろう。
帰りは大雨になる。うちのシャワーより余程水圧が高い。車はとてもきれいになったが運転は恐かった。
