今日から新しい弟子がうちの家に来る。彼は白人で１３歳。私立の学校に通うお坊ちゃんタイプだ。今日足をくじいちゃったんだよ、と足を引きずっている。お医者に行った方がいいんじゃないの？と言ったら「パパが医者だから、帰って来たら見せるんだ。」との事。彼にスケールとアルペジオをさせる。それとディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」だ。こういうの、まかせて頂戴、とばかりにベースとギターパートのイントロを教える。「猿真似』「丸暗記」形式だ。来週から２週間バケーションに行くそうで、その家にはグランドピアノがあるから、練習を毎日する、と言っていた。気の毒なのはその館の持ち主である。さぞかしきれいにしておられるだろうに、グランドピアノでディプ・パープルを毎日練習されたら、たまらない。
日本から元ピアノの生徒のM希ちゃんが泊まりに来る。誰かが会いに来てうちに泊まってくれるのは嬉しい。うちの家はベッドアンドブレックファーストではなく、ベッドのみである。合鍵を渡して放ったらかし。門限も無し。食べたいものを勝手に買いにいって食べたい時に食べ、寝たい時に寝る。一緒にランチに行くのは明後日だけだ。気楽である。
私はどちらかと言えば、放っておいて欲しいので、他の人にもそうする傾向がある。
