空の鳥

主に飼い猫+野鳥を撮って、紹介しています。

ミニスター・マーフィーの来訪

朝「ミルトン」と名乗る人から電話。作曲をするから採譜をして欲しいと依頼。セント・ジョン・バプテスト教会の音楽担当だ、と言う。CDを持って行きますからご住所を教えて下さい、という。メールを下さる、というからチェックしてみると、ミルトンというのは有名なミニスター・マーフィーではないか。我が目を疑う。
彼は才能を持ったピアニスト、オルガニスト、教会歌手である。彼はロクスベリーの教会の専属の先生だ。大きくて立派な聖歌隊の指揮をされている。私は4年前から彼を知っていて、いつも隠し撮りや録音を繰り返して、真似して弾いていた。影のゴスペルの恩師である。
彼には弱点があり、譜面の読み書きが出来ないのである。それさえ出来れば、元々天才なんだから、バークリーに即刻採用されよう。その彼が、「楽譜を作るのを手伝って欲しい」というのだ。彼はyoutubeから私のウエブサイトを見つけ、履歴書を見て連絡しようと思ったのだそうだ。
以前、彼のワークショップをした時、遅刻をされたのを憶えてるので、どうせ遅れるだろうとタカをくくっていたら、「早く着いてしまったのですが」とうちの前から電話。
作曲されて録音されたCDを聞く。天才である。売ってるCDのようだ。歌は彼。あとは専属ミュージシャンと教会の聖歌隊だという。なんでレーベルに出さない、リリースしない、とわめく。この曲は全米黒人ゴスペル協会に出品するのだそうだ。わたしにちゃんと支払う、というので、それよりも交換してピアノを教えて欲しい、と頼む。彼は譜面が読めないから教えたことないそうだ。それでよくあんな大人数の聖歌隊の指揮をするものだ。
私のゴスペルの本のプロジェクトの話をしたら、感動してくれ、良いアイデアだといってくれた。