ソルジェニーツィンはロシアの作家で、収容所にいた時の体験を元に優れた本を著し、ノーベル文学賞を受賞。
彼がクリスチャンだとは知らなかった。トルストイはクリスチャンで有名だが。
彼は真面目なソ連国民だったのにスターリンの事を友達の手紙に「ヒゲのオヤジ」と書いただけで反逆罪で8年の懲役刑だ。スターリンの時代1000万人が命を落としたと言う。理不尽だと痛感したろうな。
そんな中で信仰心が深みをおび、優れた文学が生まれたのだな。
「忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。
この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:4-5)
ところで、今日は先日永眠した叔母の誕生日でもし生きていたら83歳になっていた。
彼女の事を「何であっという間に死んだん」と思わない日はない。話したいこと聞きたいことが山ほどある。親友のみならず、ご近所のひと、職場や学校の友達も同じであろう。
彼女の人柄は「いつも機嫌が良い」であった。絶えず感謝していた。何かして貰ったらすごく喜んだ。飴の袋を持参し、隣に座った人に配りまくっていた。晩年はイチゴのタワシを配っていた。
刑事の素質があったので、知らない人でも知り合ったら最後、誘導尋問で個人情報を聞き出していた。なぜ私立探偵を開業しなかったのかと思う。
誰かと友達になるのが達人級に速かった。手紙も書きまくる。親切で「誰かの役に立ちたい」だけを生きがいにしていた。電話もかけまくる。
多くの集まりや組織に参加し、会議も大好きだった。よく防犯訓練に参加し、市長さんをコテで押さえつけてる写真がネットに載っていた事も。
好奇心の塊だった。行ってみたい、やってみたい、見てみたい。叔父が存命中は、あらゆる博覧会を見物するのみならず、火事の野次馬にいたるまで、珍しいもの全て見に行った。
ジェットコースターが大好きだった。孫と遊園地に行って年齢を偽って乗った話はお葬式でも暴露されていた。
思い出を大切にする人だったので、チケットや記念品、誰かにもらったものは消して捨てられなかった。遺族はさぞかしこれからの処理が大変だろう。